『天空の城ラピュタ』（ジブリ映画）無料動画配信と口コミ評価・感想まとめ！NETFLIXやhuluで観れるのか

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炭鉱で働く少年バズーが、軍隊や海賊に追われている少女シータとともに、空を飛ぶ島ラピュタを目指す物語です。最初、飛行船から逃げ出しそうとしたシータが落ち、ネックレスについた石が光りだして、落下速度がゆっくりになるところからして、私の心を掴みました。その後も、海賊、空飛ぶ城、飛行石の力を引き出す呪文、ラピュタのロボットと私の中にある（きっと誰の心の中にもある）少年心をくすぐるものがたくさん出てきてとても面白かったです。ヒロインであるシータは一見大人しめの少女ですが、自分が殺されそうな状態でも大人であるムスカにも逆らうし、兵器として作られたロボットにも優しい気持ちを持てる芯の強い少女です。ベストオブヒロインといっても過言ではありません。また、ヒーローのパズーも少年ぽい馬鹿さはあるけど、シータのためにどこまでもいける少年でかっこいいです。彼らを助ける海賊たちもいいキャラでしたし、敵であるムスカの癖が強くて大好きです。ラピュタといえば、バルスというセリフが有名ですが、ムスカの「見ろ、人がゴミのようだ」とか「目がああああ、目がああああ」とかも名台詞だと思います。ムスカはすごく嫌なやつなんだけど、なんか好きになっちゃう人だったなと言う印象です。最初から最後まで目が離せず面白いのでお勧めです。

ラピュタを見た感想は、一番印象に残っているところは、「目が、目が～！」と叫ぶ悪者、ムスカ（でしたっけ？）でしたっけ？の叫び声です。あの瞬間のセリフは忘れられません。そのくらい印象的でした。あとは、ラピュタが上からタンポポの綿毛のような感じで降りてくるところも印象的でした。私がもしラピュタのようにおりてくるとしたらきっとああはいかないだろうな、即死んでしまうだろうな、と感じましたが、ラピュタだからあのバッチがあるからできたことなのかな、と思います。内容的には現実にはありえないですがそこが面白いんじゃないかなと思います。今現実を生きていて生きにくい人や少し空想の世界、空の世界に行きたい人にはお勧めしたいかなと思います。あの地平線の歌も私は好きです。ちょうど小学生の時に見ていたと思うのですが、友人の家でこの曲を何度も歌っていたのを覚えています。そして、私はもともとジブリ作品が好きなので何度も取りだめして繰り返し見ていたのを覚えています。これから見ようと思っている人がいるなら、子供にもいいですけどやっぱり奥が深いと思うので大人にも見てもらいたいです。未就学児にはちょこっと難しい内容かもしれませんが、一度は見ておきたい作品です。

この作品の見どころは、ジブリ作品ならではの幻想的な世界観、魅力的な登場人物、冒険の楽しさなどたくさんあります。
主人公のパズーは鉱山で働き一人で生活している少年でしたが、空から降りてきた少女のシータや飛行石との出会いで、天空の城ラピュタへの憧れを現実的な希望へと変えていきます。そして、海賊一家のドーラ達との出会いで、大切な人を守ることの勇気や強さを持つようになっていきました。
パズーの誠実さや、ラピュタを見つけたいという熱意、周囲の人々に対する優しさが、シータやドーラ、そしてこの作品を見ている人にも伝わっていきます。
ラピュタを探すパズーとシータは竜の巣に飲み込まれた後、ラピュタにたどり着きます。そこで穏やかな庭園や水底に沈む街を見たり、鳥の卵を守る優しいロボットと出会ったり、恐怖の帝国と呼ばれたラピュタの平和な場面を見ることになります。その平和な場面と、人の命を何とも思わずに自分の欲のため世界を支配しようとする人間の愚かさが対照的で心を打たれます。その後、捕まったドーラ達を助けたり、世界を支配しようとするムスカと戦ったり、世界を守る為に頑張っているパズーとシータの姿は、心から応援してしまうし、ドキドキしました。
空想的な世界にワクワクし、冒険にドキドキし、登場人物の誠実さや優しさに感動する、最高傑作だと思います。

夢に溢れた作品を多く輩出しているジブリ作品ですが、この作品の冒頭は、黒服の男たちの元に軟禁されている少女が逃げ出すという、割と現実と地続きな不穏な状況から始まります。
一方で、炭鉱で働く少年が「空に浮かぶ島」という、非常にファンタジックなものに対して大きな夢と希望、そして父の姿をそこに寄せているわけですが、そんな彼の元に空から奇妙な光に包まれてゆっくりと降りてくる少女が登場するわけです。
この出会いが既に運命的で、彼女の存在が、そして彼女の持つ飛行石が、彼の父親が嘘つき扱いされて断罪された夢物語が事実であるという証明へとつながるわけです。
しかし、そんな打算的な考えでよどみ切ってしまわないのが、彼らがまだ純粋な少年少女であるということ、そして、シータを狙う勢力の邪な考えというものが別途先だって表現されているからでしょう。
彼らの純粋さとことの大きさを理解していないということは、パズーが信頼を寄せるポムじいさんが、シータの持つ飛行石の結晶を目にしたときの畏怖と己の欲望を押し殺さんとする場面で、痛感させられます。
ただの海賊たちの「お宝の眠る島」としての認識は非常に分かりやすい一方で、最初に少女・シータを軟禁していた勢力との争いがただのお宝争いに留まらない巨大なものであることを分かりやすく表現しています。