七人の秘書の感想・口コミ
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七人の秘書は、影の軍団として活躍する要人の「秘書たち」の物語。日本社会を裏で操り、誰にも気づかれずにことを解決するー。名もなき秘書たちの有能でスマートな活躍が見どころです!
七人の秘書のドラマ情報・出演者情報についても解説しています。ぜひこの記事をご覧になってください。
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『七人の秘書』(ドラマ)期待・感想・レビュー・評判・口コミについて
『七人の秘書』全体評価
『七人の秘書』みんなの期待・感想
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七人の秘書(ドラマ)の作品情報とあらすじ
タイトル | 七人の秘書 |
テレビ局 | テレビ朝日 |
放送日 | 2020年10月22日~ |
放送時間 | 木曜日21:00~ |
キャスト | 木村文乃/広瀬アリス/菜々緒/シム・ウンギョン/大島優子/室井滋/江口洋介/ほか |
原作 | 中園ミホ(脚本)オリジナルストーリー |
公式サイト | https://www.tv-asahi.co.jp/7-hisho/ |
公式SNS | |
主題歌 | milet『Who I Am』『The Hardest』 |
さらに詳細 | Wikipedia |
第1話『秘書たちの秘密の物語が始まる』
第1話のあらすじを見る ➡
ホテルのVIPルームで密会している東都銀行の頭取・一原福造と秘書・照井七菜(広瀬アリス)。楽しい時間を過ごす2人だが、突然福造が苦しみ始め、意識を失う…。すると、ホテルの制服を着た望月千代(木村文乃)、長谷不二子(菜々緒)、パク・サラン(シム・ウンギョン)、鰐淵五月(室井滋)が現れ、心肺蘇生を試みる。しかし、その甲斐なく福造は死亡。オロオロ取り乱すだけの七菜を横目に、4人は淡々と部屋に残った証拠の隠滅作業を進める。一方、フロントでは風間三和(大島優子)が、支配人に宿泊記録の削除を命じていた。その後、三和の手引きで風のように去って行く5人――。
実は生前、福造が行きつけのラーメン店の店主で司法書士の資格をもつ萬敬太郎(江口洋介)に、どこで倒れても自宅で亡くなったことにしてくれと依頼しており、彼の指示で5人が駆けつけたのだ。
急なトップの死に騒然となる中、福造のお別れ会が催され、財務大臣の粟田口十三をはじめ政財界の要人たちが続々と式場を訪れる。献花係を務めるのは常務秘書の千代。警視庁警務部長・北島剛次の後ろに控えるのは秘書の不二子、東京都知事・南勝子とその秘書・三和、慶西大学病院の病院長・西尾忠彦と秘書のサラン。秘書たちは互いに素知らぬ顔で花を受け取り献花する。
そんな中、式場の外では、千代のボスで常務の安田英司が千代田支店長の守谷正に泣きつかれていた。町工場の決算書を改ざん、不正融資した金を安田に回していたが税務調査で目を付けられてしまった守谷が窮状を訴えるも、頭取昇格をもくろむ安田は耳を貸さず、証拠隠滅を強要する。
その夜、安田の横暴と自分を信じてくれた町工場の社長との板挟みに苦悩した守谷は、衝動的に自殺を図る。間一髪で阻止した千代に連れられ、向かった先は客足の途絶えたラーメン店「萬」。千代と店主の萬に「自分が罪をかぶって消えるしかない」と語り始めた守谷の後ろには、いつの間にか現れ、ラーメンを食べながら話を聞いている不二子、サラン、三和、五月の姿が。「そんなヤツは懲らしめてやりましょう!」と宣言し、状況が飲み込めない守谷にラーメンをおごってもらって立ち去る秘書たち…。なんと彼女たちは、元締めの萬や情報屋の五月とともに、わずかな報酬で依頼を受けて人助けをするという裏の顔をもつ影の軍団だったのだ!
それぞれの分野で得た情報とスキルで悪を懲らしめる…秘書たちの秘密の物語が始まる――。
出典:テレビ朝日『七人の秘書』公式
第1話の感想・ネタバレを見る ➡
男性、女性の違いはありますが、ナレーションの調子が「ドクターⅩ~外科医・大門未知子~」に似てるなーと思ったら、脚本は同じ中園ミホ。ボスのために黒子となって働く”秘書“たちが主役のドラマです。
大門未知子はフリーランスの医師で、組織に縛られず戦っていましたが、ドラマを動かす秘書たちはリーダーのもと、7人で戦います。リーダーは萬敬太郎(江口洋介)。今はラーメン店店主兼司法書士ですが、以前は政治家の秘書でした。
残りの6人も皆秘書たち。病院長秘書・朴四朗(シム・ウンギョン)、警察警務部長秘書・長谷不二子(菜々緒)、都知事秘書・風間三和(大島優子)、銀行常務秘書・望月千代(木村文乃)、今は家政婦だけれどかつて政治家の秘書だった鰐淵五月(室井滋)。
そしてまだメンバーではないけれど、銀行頭取の秘書で頭取の死に立ち会うことになってしまった照井七菜(広瀬アリス)。メンバーを見るだけでワクワクしてきます。権力に屈して立ち上がれなくなった人々を助けるのが彼女たちの仕事です。
しかし契約していたからと亡骸を死体袋にさっさと入れるシーンは驚きでした。し慣れているようで、これまでのハードな仕事が思われました。今回は頭取候補となったあくどい常務をまんまとやっつけた7人。彼らの最終的なターゲットは財務大臣・粟田口十三と思われますが、演じるのは岸部一徳。中園脚本では欠かせない人選でしょう。
「ラーメンを美味しいと思う人生を送れ。腹いっぱい食べて寝れば、たいがいのことは何とかなる」。萬の言葉は人生を生き抜く極意です。
東都銀行での場面からスタート、ここでは一原福造という頭取がリーダーシップをとり運営してましたが彼にはある秘密が。まだ秘書ともなって日の浅い照井七菜と夜な夜なホテルのスイートルームで会っていたのでした。
そしていきなりですがある日の夜、福造は急遽体調不良を起こしホテルで倒れます。慌てふためく七菜の前に突然、颯爽と数人の女性の姿があります。その中には七菜の知る同じ東都銀行の先輩秘書、望月千代もいました。
彼女達は蘇生のマッサージを試みましたがそれも叶わず福造は亡くなります。そして遺体を綺麗に包み回収、どこかへいなくなります。七菜へは千代からこの事は他言しない様福造から言われていると念を押し去ります。この時点では私も訳が分かりませんでした。
そして翌日から銀行では以前から社内で幅を利かせていた常務の安田がここぞとばかりにアピールし、次期頭取になろうと画策。ここからが面白いのですが、彼は社内でのコネクションを頼りに幹部たちの後押しを受け頭取になる為現副頭取と後継争いをするのですがまたあの女性たち、秘書たちが活躍。
安田の不正の証拠や恥ずかしいところを撮影したりします。来る次期頭取決定日では、鼻息を荒くしいざ就任しようとする彼をよそに社長からの遺言の様な手紙が見つかり全社員の前で秘書から副頭取の手に渡り副頭取本人が読み上げます。
そこには安田ではなく、ハッキリと副頭取に頭取の座を譲ると明記され更に安田の色んな証拠を白日の下に晒す事になります。かくしてして失脚する安田。もう頭取の跡継ぎ争いどころではありません。晴れて彼女たちの活躍により霧島が頭取となります。一体彼女たちは何者なのか、七人の秘書たちの物語がスタートします。悪を懲らしめる秘書たちの物語、すごくスッキリしました!これからその各人の有能なスキルを駆使して毎回悪事を暴き大活躍して欲しいです。
ドラマは銀行の頭取が秘書とホテルで密会しているところから始まりました。
この時、頭取は持病の発作が出て、そのまま帰らぬ人となってしまいました。
この時、どこからともなく女性数人がやってきて、心肺蘇生や故人の移動などを行いました。
どうやらこれは内密に行われているようで、故人がどこで亡くなったとしても、自宅で息を引き取ったと言う風にするためのようでした。
さらに自宅では亡き夫を見守る妻の前に現れたのが、ラーメン屋店主兼行政書士の男性でした。
彼もあの女性たちのグループの一人のようです。
彼女たちは各業界のトップに仕える秘書たちのようですが、いざという時は団結して、悪を懲らしめると言う使命がありました。
彼女たちの水面下での動きに、今後も注目していきたいものです。
このドラマは勧善懲悪ものと言っても良いかもしれません。
なので、作品を観終わった後にスッキリとするかと思いきや、何かモヤモヤしたものが残ります。
そこが、この作品の興味深いところなのかもしれません。
毎回、悪人が登場し、彼女たちはあらゆる方法で、その人物を懲らしめていくのでしょう。
彼女たちはなぜ集結して、悪を懲らしめるということをやっているのかということも気になりました。
第2話『影の仕事人たちの華麗な仕返し』
第2話のあらすじを見る ➡
東都銀行の秘書室長に昇進した鈴木二葉(杉田かおる)は、好き嫌いで部下を選別し、容赦なく切り捨てるなど、女帝のごとく秘書室に君臨していた。権力を振りかざし、やりたい放題の日々を送る二葉は、仕事でのミスも多く、おっとりした秘書・照井七菜(広瀬アリス)が、新頭取・霧島和夫(小林隆)に目を掛けられていることを知り、嫉妬と憎悪にかられ、嫌がらせを始める...
出典:テレビ朝日『七人の秘書』公式
第2話の感想・ネタバレを見る ➡
五月が、俺俺詐欺の電話を受けて息子が痴漢容疑を受けたと言います。自称弁護士から示談金を要求してきました。
長谷が受け子に私だと言って電話します。俺俺の代わりに私よ私、と呼びかけるフレーズが笑えます。
本間という偽弁護士に五月が金を渡すと朴が電話で私だと注意をそらすと、縫いぐるみに入った風間が金を本間から奪い、五月が詐欺だと言って犯人を捕まえたのは痛快でした。五月の騙されたふりの演技も迫真の演技でした。
鈴木が秘書室長になり、照井が頭取の昼食の、うな重のグレードを梅にしたので怒られ望月に担当が変わりました。
霧島の妻が来て、照井が霧島から一緒に食事しようと誘われます。妻は照井に亡き頭取の手紙を探してくれて有難うと感謝しました。鈴木が頭取はウナギは特上だと言って照井を怒りましたが、頭取は特上より梅が良かったと言います。霧島の照井の寵愛に鈴木は悔しがり、照井に妬みを持ったようです。悪い予感がします。
案の定、照井が総務に出した書類を鈴木にダメ出しされ、望月が照井に手伝いを頼むと、照井なんかいたかしらと鈴木が露骨に、あり得ないように無視します。しかも照井も望月も仕事を取り上げられました。望月は、鈴木がもうすぐ定年停職だと言い、しばらくの我慢だと言います。村八分は、まだ逃げ道がありそうですが、無視籠は逃げ道もない非道なやり方です。
霧島が照井はどうしたと言うと、鈴木は監督不行き届きで異動させると言います。もう鈴木の暴走は誰にも止められない雰囲気です。
照井が体調不調で病院に行くと、鈴木が役員になったので就任祝いのパーテイーの幹事をやれと言われます。鈴木は照井はプッレシャーに潰されて辞めるだろうと言い、望月は雇い止めにしろと後任の室長に言います。
朴が安定剤を処方された照井に会うと助てと照井が言い、朴が萬の店に連れて行き、照井がラーメンを食べると照井に少しは明るい表情が見えて救われたようです。
望月は入社して3年目で5人辞めたと言い、無視籠と言われる様に鈴木に無視されると言います。仕事より好き嫌いで部下を選別する悪い女上司の見本だという五月には納得できます。
いよいよリベンジが始まるのかと期待が湧きます。
五月が家政婦で鈴木の家に行くと夫の係長が家政夫になったので不要だと言われます。
風間がホテルで信用金庫係長の鈴木の夫の不倫を確認します。
照井はパーテイーは間に合うかと鈴木に言われると、無視籠に入れられて人生滅茶苦茶になったという松本が鈴木に謝ってと言い、ナイフを出し襲いますが、照井と望月が止めます。鈴木がかすり傷を受け入院しました。
松本は鈴木のせいで銀行辞めて婚約者と破談になったと言います。憎まれっ子世にはばかると風間がいうと、望月が復讐すると言います。
一番の見どころは鈴木のパーテイー場面です。鈴木を風間が待ち構えていましたが、誰も来ないと、鈴木はサプライズかと喜びます。裸の王女様は、どこまでも、おめでたい女です。
すると退職に追い込まれた部下が続々と会場のスクリーンに出ました。銀行のダニだと言われ、うるさいと鈴木が怒ると、お祝いの招待状を送ると動画がきたと望月が言います。
霧島が鈴木に電話で出席出来なかったと言うと、鈴木は部下の失態があり首にしろというと、霧島が鈴木に役員クビだと言ったのは、痛快な場面でした。
霧島が入院中に、ネットに行員の悪口を書き込んだのが朴の操作で行内に知れ渡ったのは、鈴木が自分で自分の首を絞めたようなものです。
すると、サプライズのゲストだと言われて鈴木の夫が来て社内不倫がバレてクビになったと言います。
あんたのしょぼい顔は見たくないから消えてと鈴木がいうと夫は笑って還暦祝いに離婚届けを差し出しました。夫も妻の家庭内パワハラに嫌気がさしていたようで、笑える場面です。
風間は5百万円の会場費を請求し、照井が虫籠をプレゼントしたのは、最大の嫌味でした。
今回はみんなに現金が支給されたのは、鈴木から巻き上げたお金のようです。照井が仲間に入りたいと言い、元気になったのは、良かったです。
女は感情に支配されやすいと言ったら怒られるかもわかりませんが、感情に支配された権力者ほど、やっかいなものはないというのが、今回のテーマだと思います。
今回は新しい頭取体制となり、照井七菜は彼とその妻から御礼を言われます。しかし秘書室に新しく室長に就任した鈴木二葉という女性が社内にて幅を利かせ、霧島に気に入られている七菜をターゲットにいじめを開始。
ムシカゴという、パワハラでもなくとにかく無視をして辞めさせるやり方をとっていました。そこには千代も巻き込まれてしまい二葉に狙われます。しかも何故かネット上では頭取の不倫相手の様に七菜がアップされます。
無視もしばらく続き失意の七菜でしたがもうすぐ二葉が定年でいなくなると千代から聞きます。しかし突如、二葉から七菜に連絡が来て執行役員になるので定年延長との絶望の知らせが直接来ます。思い詰める七菜の前にパク・サランが。
そして七菜をラーメン屋に連れてきて救済。秘書たちの復讐を開始です。ここからが一番の見どころですが役員就任パーティーが開催されますが、そこで彼女たちが活躍し当日を迎えます。
パーティー会場には誰もおらず、今まで恨みを買った者たちからの声がプロジェクターで映され次々二葉を罵倒。そして頭取からの厳しい一言。混乱する二葉に、ネットに色々会社の悪口をアップしたのは二葉だと糾弾。
最後に二葉の夫が現れ離婚届をつきつけ去ります。全てを晒され、全てを失った二葉は去る事となります。今回もスッキリさせてもらいました!秘密を守るべき秘書が人の秘密を晒しネットにアップするなんて確かにあるまじき行為です。やりすぎなくらいやったかなとも思いましたが何人もの人生を狂わせた人物だったので憎まれ役を見事演じた杉田かおるさんにも拍手です!
東都銀行常務・安田英司の野望を打ち砕き、見事新しい頭取の時代を作った女性秘書たち。霧島和夫新頭取は、前頭取の手紙を持って来てくれた秘書の照井七奈(広瀬アリス)に感謝していました。
お昼休みに妻を呼び、お祝いの鰻重を。「君も一緒に」と照井に。男性の出世は、ハイヤーに三日乗って人が変わる。女性は嫌いな人間を切ると言います。
秘書室長になった鈴木二葉(杉田かおる)は、照井が大嫌いになったようで。秘書室に会話禁止令。仕事も任されず。すっかりメンタルをやられた照井は、秘密の復讐代行業をしている秘書グループに声をかけられます。
その復讐の方法を探っていると、鈴木の元部下が、「謝って下さい」と刃物を持って襲いかかってきて。グループの望月千代(木村文乃)が救ける羽目に。
遂には、鈴木は執行役員に出世する事が決まり、就任祝賀パーティの準備は照井が任される事に。そこで、招待客は鈴木にパワハラを受けた人達とし、その人達の抗議の動画を鈴木に見せたのです。そして、頭取も欠席。
その理由は、鈴木が秘書の守秘義務に反し、銀行内の悪口を裏アカで書き込んでいた事が明らかになったから。当然、執行役員の話は白紙。秘書グループの仕事は成功でした。
そして、ミスの多いおっとり秘書の照井も、「お仲間に入れていただけないでしょうか」。これで、現役と元の秘書は七人揃いました。
照井さん、秋田に帰らないで、秘書続けて欲しいですね。ほっこり秘書さん、すてきだと思います。
第3話『大病院のが明らかに...秘書軍団が立ち上がる!』
第3話のあらすじを見る ➡
慶西大学病院の病院長秘書 パク・サラン(シム・ウンギョン)は、内科医・三好麻里(松本若菜)が、患者から現金の入った菓子折りを受け取ったと疑われ、謹慎処分になったことを知る。まったく身に覚えがない…と落ち込む麻里とともにラーメン店「萬」に向かったサランは、患者の信頼も厚く次期内科部長候補に挙げられるほど優秀な麻里が、出世争いに巻き込まれ、はめられたのだと断言する。あろうことか現金が入っていた菓子折りは、病院長・西尾忠彦(大和田伸也)の指示で、サランが発注したものだった…!
出典:テレビ朝日『七人の秘書』公式
西尾が息子の西尾直哉(忍成修吾)を内科部長にするために麻里を失脚させようとしたのではないかと考えた東都銀行 常務秘書・望月千代(木村文乃)らは、西尾を追い込むネタを仕入れるための作戦を開始。東京都知事秘書・風間三和(大島優子)がセッティングした直哉との合コンに、千代、東都銀行 頭取秘書・照井七菜(広瀬アリス)、警視庁 警務部長秘書・長谷不二子(菜々緒)の4人で乗り込むことに!
一方、息子の出世に加え、自身も医師会会長の座を狙う西尾は、財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)と密会をしていた…。この様子を盗聴していたサランは、夜な夜な遊び歩くだけの直哉を昇進させるために麻里を陥れるなどあってはならないと、親子で医療界に君臨しようと企てる西尾への怒りに打ち震える。西尾が悪事に手を染める決定的な証拠を何としても手に入れようと、院長室に忍び込んだサランだが…?
大病院に巣くう悪事を明らかにして麻里を救うため、秘書軍団が密かに立ち上がる――!
第3話の感想・ネタバレを見る ➡
今まで銀行の新人秘書として苦しい思いをしていた照井が裏の仕事に加わることになりました。皆に助けられていた立場から助ける立場に変わります。
しかし皆のような有能な仕事人ではありません。その成長ぶりが回を追うごとに観ることができると思います。真剣に戦う姿にドジな失敗をしてクスッと笑わせてくれます。
今回は大学病院の院長と息子の不正を暴きました。大学出身でないと出世は無理とよく聞きます。それよりも上をいく息子の不正入学、息子を部長にさせるために有能な医師を追い出すという酷い事件でした。
病院長秘書をしているサランや皆がそれぞれ自分の立場を利用して不正の調査をしていきます。サランが院長のデスクから不正の書類を探していると院長や息子、他の医師が入って来て見つかりそうになりました。医師の機転で院長や息子を連れ出してくれた時はドキドキが止まりませんでした。
サランの生い立ちを知ることができ本当は医師になりたかったことがわかりました。裏の仕事を元締めをしている萬の「医師でなくてもサランは人を救っている」という言葉はサランにとって心強い一言だと思います。ラーメン屋をやっている萬は司法書士の資格を持ち今回もスーツ姿で現れ院長の不正を暴きました。1人ずつの人物像がわかってくるともっと気持ちが入り楽しめると思います。
老婆を突き飛ばして、照代に暴言を吐き、働かないばばあはステイホームしてろと五月に暴言をはいた男を望月が止めて風間が動画撮影し長谷が警視庁を名乗ると男が土下座して謝まる場面はスカッとしました。闇の中にこそ、光る誠があるというナレーションが耳に心地よく聞こえます。
慶西大学の秘書の朴は顔見知りの内科医師の三好が患者から貰った菓子折りを受け取ったと部長から言われました。次期部長候補の三好は受け取りを断ったと言いますが、院長の前で開けると金が入っていました。患者から三好が金を受け取って検査の順番を変えたと投書があったと疑われ謹慎処分になりました。おそるべき三好追放の連携網です。
照井が頭取の主治医の三好の順番取りに行くと、三好の悪い噂を聞きます。身に覚えがないと三好が言い、萬に行った朴は三好が出世争いに巻き込まれ、罠にはまったと言います。
菓子折りは西尾病院長から指示されて朴が注文していました。院長が息子を内科部長にする為に罠に嵌めました。息子は三好がいなくなってせいせいしたと言います。院長が三好を罠にはめたようで、とんでもない親子です。三好は病院辞めると言いますが、朴は辞めるべきではないと言います。萬が話しを引き取ると言います。
院長の息子のスマホに合コンの誘いをかけて風間が仕組んだ合コンに望月、照井、長谷が乗り込みます。一方、朴が料亭に盗聴器を仕掛けると西尾院長は医師会会長を狙い財務大臣の粟田口の口利きで佐山厚労大臣と会っていて、佐山が医療器械メーカーを西尾に紹介したと判ります。西尾の汚い癒着がわかります。
合コンで、西尾の息子が望月に2人で会おうと言います。望月が秘密を墓場まで持っていくから三好の秘密を聞こうとしますが、判りません。照井が強姦されそうになると長谷が助けに来ました。
すると、西尾の息子が飲食の領収書を朴に付け回しし、職場放棄して救急患者もみないので、朴が怒って階段からつきおとそうとすると、長谷が止めます。怒る朴の気持ちがわかります。
橋口という進学予備校校長が院長と会っていました。朴は院長の机から橋口の名前が入った書類を見つけます。院長が来て、朴が院長の机の下に隠れると青井医師が見逃してくれて難を逃れます。おそらく西尾親子に敵意を持っていたので、朴を見逃したのでしょう。
すると、照井に黒木というライターが頭取の愛人かと言い、一原頭取が本当に自宅で亡くなったのか、金を出すと言いますが断って逃げました。だれか黒幕がいそうで不気味です。病院が患者から多額の謝礼を要求したとネットに上がって院長が粟田口に報告します。照井が黒木に漏らしたようです。
院長はスキャンダルをもみ消そうとしますが、粟田口に怒られ、記者会見で三好を解雇し院長を辞職すると言いました。これで院長も終わりかと思ったら院長は厚労省にポストが用意され、いずれ息子が継ぐと言いました。しぶといです。粟田口のコネかも知れません。
院長が三好の事を医師会に報告すると朴が言い、追放するのは三好じゃないと言います。
一番の見どころは、院長が息子の部長人事を院内で発表すると萬が現れた場面です。三好の不当解雇の件で出来たと言います。五月が麻雀をした相手で、院長にギャンブルの借金の肩代わりして貰った橋口を連れて来たのは驚きです。院長に頼まれて、お金の入った菓子を三好に渡したと言います。
萬は院長の息子が裏口で入学したと言い、裏口入学のリストもありました。朴が入手したようです。
息子は自分の為に三好を追い出したと暴露し、院長から馬鹿と言われて親子喧嘩したのは笑えます。院長は誰だと思っているのかと怒ると、朴が現われ息子が回して来た店の請求が息子の私用の支払いでした。ドクターたちは怒ります。胸がすかっとしました。
ニュースで慶西大学に強制捜査が入ると報道があり、粟田口は院長を見捨てます。
朴は医者だった父が亡くなって貧しくて母も病気を抱え医大に行けなかったようで、可哀そうでした。朴は萬に借りた金が返せなくて萬に謝ります。萬は医者にならなくても人を救っているぞというと、朴は涙を流したのは、胸に響きました。
三好から人間ドックの無料券が来ました。皆、萬に借金があるようで、もしかすると萬は現代の、あかひげ先生のように経済的に苦しい女性の生活と心を救っているのかも知れません。
世の中を変える、公衆マナーの悪い男性にぶつかって、倒れる女性を庇い、抗議する照井七菜(広瀬アリス)と鰐淵五月(室井滋)、望月千代(木村文乃)、風間三和(大島優子)、パク・サラン(シム・ウンギョン)。鰐淵はその男に罵倒されました。
警視庁警務部長秘書の長谷不二子(菜々緒)が警察手帳を見せ、話を聞くと言うと、男はたまらず土下座を。「望月さん達と知り合えて嬉しかった」(照井)。
ところが、パク・サランの勤める慶西大学病院の内科医にある疑惑が。患者思いで優秀だと言われている三好麻理(松本若菜)が患者からお金をもらい、診察の順番を変えているという。
院長の西尾忠彦(大和田伸也)は、三好に謹慎を言い渡します。もしかすると、院長は、息子の直哉(忍成修吾)を内科部長にしたいのでは、とも思われる。「困っている人をラーメン萬に連れてきていいかと照井が望月に聞いていたが、パクが三好を萬敬太郎(江口洋介)に引き合わせていた。
「ここからは、引き取らせてもらおうか」(萬)。秘書達が動き出すと、院長の悪企みが発覚。医学予備校の校長に頼んで、菓子箱に金銭を入れて、三好に渡していたのです。秘書達は、仕事が終わると、ラーメン萬で、ラーメンを食べます。三好さんからの謝礼は、残念ながら、人間ドッグの無料券。金銭的にはあまり恵まれていないメンバーでした。
第4話『卑劣な盗撮犯に鉄槌を下す!』
第4話のあらすじを見る ➡
警視庁警務部長・北島剛次(木下ほうか)のもとに、警視正・山根幸四郎(金井勇太)のスマートフォンと、そのスマホでスカートの中を盗撮されたという女子高生・小杉映子(永瀬莉子)が提出した被害届が届く。山根が財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)の後援会会長の息子だと知った北島は、粟田口に恩を売るため、この被害届をもみ消してしまう…。
出典:テレビ朝日『七人の秘書』公式
そんな中、帰宅途中の映子が見知らぬ男たちに襲われる。たまたま通りかかった都知事秘書・風間三和(大島優子)は映子を助け、萬敬太郎(江口洋介)が店主のラーメン店「萬」へ連れていく。そこで映子は、警察から「被害届が出ていない」と言われたこと、それ以降誰かに見張られていることを話し始める。そっと話を聞いていた北島の秘書・長谷不二子(菜々緒)は、事件を隠蔽した警察組織に大激怒。「これ以上怖い思いをしたくない」と、泣き寝入りしようとする映子を諭し、一緒に戦うことを誓う。
映子の記憶から、盗撮に使われたのが山根のスマホだと確信した不二子は、東都銀行常務秘書・望月千代(木村文乃)ら裏仕事の仲間たちと山根を懲らしめることに…!
盗撮マニアの常習性を利用することにした秘書軍団は、表向きはクリーンな警察キャリアの山根を現行犯で捕まえる作戦を開始。三和と東都銀行頭取秘書・照井七菜(広瀬アリス)がオトリになり、山根との接触を計るが…?
“七人の秘書”たちが、卑劣な盗撮犯に鉄槌を下す――!
第4話の感想・ネタバレを見る ➡
第4話の見どころはズバリ、”女性の敵を懲らしめろ”です。駅のエスカレーターで痴漢被害にあった女子高生が、警察に被害届と犯人が落としたスマホを提出するも、次の日警察に行くと、「被害届は出ていない」と言われ、なおも食い下がる女子高生に対し、女子高生が過去に犯した万引き事件を持ち出し彼女を黙らせてしまいます。
実は、犯人が現職の警察官、しかも警視正であり、警察は事件をもみ消そうとしたのです。この卑劣極まりない犯人を、長谷不二子ら7人の秘書が追い詰めていくというストーリー。
表向きはクリーンな警察官、しかし裏はただのド変態という警視正を追い詰めるべく、長谷らは警視正のスマホデータを盗み、11月9日の19時に”S”という盗撮マニアが集まるイベントが開かれることを知り、そこで一芝居打って、警視正を見事逮捕することに成功します。
しかも、警視正にとって、恐らく最も言い訳のしようがない状態での逮捕となりました。なお作中では、長谷が自身も男社会で嫌な思いをしてきた(レイプされかかるシーンもありました)という過去も描写されており、長谷が自分をその女子高生に重ねていたという点も、1つのポイントであったように思います。
表見向きはクリーンな警察官(山根)が女子高生の下着を盗撮をして、その事実が公になってしまうとマズいので山根は人を雇って女子高生を脅せと指示し襲わせます。その現場を風間が通りかかったので女子高生を助けてラーメン屋に連れて行って事情を聞きます。
本当の犯人を探す為に調査していたら、裏サイトに盗撮絶景スポットとゆうサイトで盗撮された場所をみつけますは。そこで、おとりになった七菜が盗撮されるも、鰐淵もおとりになり盗撮されていたので本当の犯人は捕まえられずに別の犯人を捕まえてしまいます。
山根の携帯のデータを見る為に調査を続けてデータを見ることが出来たのだけれど証拠は見つかりませんでした。そんな時山根は盗撮のシークレット会を会食で欠席する予定だったが、出席出来ることになり盗撮の画像を披露します。
その会場に警察が来たと、秘書達におびきよせられた山根は警視総監の前で盗撮を暴かれて捕まえられます。北島も盗撮隠蔽に手を貸していたので懲戒免職にされ、警察の正義は守られました。最後にはその件で財務大臣が脅され写真を見せられ、何かが気になったのか全ての写真を買い取りました。犯人が秘書達の手により最後にはキッチリ捕まるスッキリとしたドラマです。
本当にこの世を動かしているのは…、お婆さんの万引きした品物を元に戻す秘書達。長谷不二子(菜々緒)「本当に万引きしたの?」。
認知症の老人の奇行を穏便に処理してしまいます。女子高生・小杉映子のスカートの中をスマホで盗撮した男のスマホが警察署に届きました。しかし、持ち主は、粟田口十三(岸部一徳)財務大臣の後援会長の息子・山根幸四郎警視正。
映子は証拠の犯人の落としたスマホと共に被害届を出していたが、翌日警察署に行くと、被害届は出ていない。そして、万引き補導歴を指摘されてしまったのです。
「警察は正義の味方でなければなりません」(山根)。権力への恐怖を感じた映子は、山根を見て、「違う」と言うのです。「ちょっと気合い入り過ぎ」に見える不二子。男社会の中で悔しい思いを沢山してきたのでは。捜査一課から警務部秘書になっている。
今回の相手、山根には弱点はない。唯一盗撮癖がある可能性が。おとりは風間三和(大島優子)。スカートが揺れる。ところがあくび。交代して、照井七菜(広瀬アリス)。すかさず動く山根。
しかし、邪魔が入り、失敗。盗撮マニアの会合と警視総監と警務部長の会合が同時刻に同じホテルで行われるよう仕向けた秘書達。山根を警視総監のいる部屋に誘導し、懲戒免職に。
盗撮の証拠の写真集を持参してしまったのです。また、萬敬太郎(江口洋介)が警戒する粟田口十三は萬の写った写真をフリーライターから買い取り、新しい展開へ。
警察の中での女性の立場の苦しさは、改善されなければならないでしょう。長谷不二子さん役の菜々緒さんの演技の冷静さニュアンスは立派ですね。
第5話『秘書軍団が勝子の弱点を探し始める...』
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東都銀行の常務秘書・望月千代(木村文乃)は、幼い兄妹が東京都知事・南勝子(萬田久子)の乗った車に泥だんごを投げつけながら「僕たちの家を返せ!」と怒鳴っているところに出くわす。それを制止し、2人を家まで送っていくことにするが、着いたところは児童養護施設だった。千代が職員に話を聞くと、以前、勝子が老朽化した施設を“ハイクオリティーな児童施設”に新設すると公約したものの、突然その計画を撤回。しかし土地はすでに都のものになっているため、子どもたちはこの施設で暮らせなくなるという。しかも、どうやらこの決定には裏で財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)が絡んでいるようで…。
出典:テレビ朝日『七人の秘書』公式
富裕層だけが得をして、子どもたちが泣きを見る、そんな都知事のやり方に憤った千代が秘書軍団にこの話をすると、都知事秘書・風間三和(大島優子)は、「そんなのよくあることでしょ?」と一蹴。三和の追い打ちをかけるような余計なひと言にカッとした千代と険悪ムードに…。さらに三和は、子どもたちを助けたいというほかのメンバーとも対立してしまい…?
第5話の感想・ネタバレを見る ➡
”ステイファミリー”を掲げる東京都都知事が、ある児童養護施設の移転計画を撤回したため、その施設の子供たちが離れ離れに暮らすことが決まってしまいます。弱き者を助けるべく、7人の秘書が都知事を懲らしめる策を打つ、という第5話。
ステイファミリーと言い、作中に出てくる過去の学歴詐称と言い、某都知事を彷彿とされる人物が、今回のターゲットです。また、第5話では7人の秘書のうち、大島優子演じる三和にスポットが当てられています。
都知事を懲らしめるにあたり、1度は意見がぶつかる三和と他の秘書たちですが、ある出来事をきっかけに仲直りをし、ともに都知事を追い詰めるべく動きます。結果的に都知事は三和らの策略にハマり、煽り運転という大失態を犯し、謝罪会見を開くことになるのですが、この都知事もなかなかにしぶとい。職を辞することはありませんでした。
しかしながら、児童養護施設の移転計画は実行すると宣言します。こうして、子供たちはこれからも一緒に暮らすことが出来るようになるのでした。
第5話の見どころとしては、失態をどうリカバリーしようか悩む都知事に、三和が迫るシーンが挙げられます。話の流れ的には、決して見どころという訳ではないのですが、「あれ?大島優子ってこんなに可愛かったか?」と思うくらい、このシーンの大島さんは可愛かったです。
南都知事が中小企業支援をすると会見で、いいながら嘘だと言った経営者がビルの屋上から飛び降りようと考えていましたが、望月がわざとサイフを落としたかと呼びかけ、風間らも写真撮影を頼んだり、五月から、これからいい事があると占ったと言います。男は気分が晴れて自殺を諦めて、もう少し生きてみようかなと思ったのは、ほのぼのとした演出でした。
南は愛犬のハッピーを抱いて、秘書の風間が知事へのSNSの誹謗中傷などの対応をしていました。すると、知事の車に子供が嘘つきだと石を投げ望月が保護するとひまわり養護施設の子供でした。
南は養護施設支援をすると言っていたのですが新しい場所に移転予定が地域の反対でダメになったと聞きます。南は元銀座のママで庶民感覚があるかと思ったのが富裕層に忖度していると風間が言います。風間の父がホテルオーナーで南に会いに行きます。風間は昔、父に反発して料理を投げつけたことがありました。余程、親子の仲が悪いようです。
粟田口は南に養護施設の土地を他に転用すると言い、風間が話しを聞いていました。粟田口が土地を転売させて賄賂でも捻出させようとするのかと思われます。
粟田口は風間に生まれながら、こちら側の人間だというと、どういう意味かと風間が問います。南は、おかしな子で、すみませんと謝ります。風間にとっては父親も南も粟田口が敵に思えるようです。
風間が男2人に声を掛けられて喧嘩になって交番に行き長谷が後を望月に任せます。風間はみんなとは違う、どこかおかしい、普通じゃないと言いながら、萬の役に立ちたいと望月に言います。
萬は風間に、おかしくないお客の個性だと言います。
すると粟田口が萬の店に来て、粟田口は自分の秘書だった萬が収賄で捕まったのがショックだったと言います。粟田口は写真を見せて事件に萬が関わって、医大の裏口入学事件に萬という司法書士が来たのが偶然かと言います。萬は悪事を働いた人間がバツを受けるのは当然だと思うと言います。刑務所の中で粟田口のような人が世の中を動かしていては弱い人間は救われないと思ったと言います。萬が粟田口の秘書だったとは驚きで、粟田口のあくどさに嫌気がさしたのかも知れません。
望月は粟田口に南と親しいようで、応援していると言います。望月は兄が始めた店なので又、来て下さいと言います。
この間の子供2人がラーメン食べたいと望月に言います。百円足りないというと、風間が百円をカンパします。
少女が自分達が嫌われているから引っ越せないと言います。粟田口と南の犠牲になるのは弱者だと望月が萬にいうと、萬は後は引き取らせてもらうと子供らに言います。
小百合という銀座のママに望月が会い、南が銀座にいた時の話を聞きます。
すると動物病院から愛犬が緊急オペになったと南に連絡があり南が病院に向かいます。その間に長谷が運転手に自分の手伝いさせると南が自分で運転して出掛けると、照井がトンネルの中で、ドラマ撮影だと言って車を止めます。それから五月がバイクで進路妨害します。南が、たらたら走っているんじゃないボケのろま、免許返納しろ、ボケと叫ぶのが動画撮影されます。
小百合から南がハンドルを握ると人格が豹変するというネタを仕入れて仕組んだ芝居がまんまと成功でした。
その様子がSNSに投稿され記者から突っ込まれ、非難の声が上がります。南の二重人格が公になってしまいました。
南はSNSのコメントを考えろと風間に言いますが風間は謝罪をSNSで、つぶやくのはどうかと冷たく突き放します。
すると、粟田口との約束を破り南は会見で謝罪して、児童養護施設は予定通り進めると発表しました。粟田口は悔しがります。ざまあ見ろという感じです。
風間は萬に好きだよ、萬のラーメンだと言います。本当は萬が好きなのかも知れません。
すると施設の子供たちが、みんな出来てラーメン食べたいと言います。
風間が施設の子供の目線に立って父親の仲間の南、粟田口にリベンジしたようで、こどもらの未来が救われて胸がスカッとしました。
ラーメン店萬のクーポン券を配り、「あなた、これからいい事がいっぱいあるわよ」(鰐淵五月(室井滋))と占い師の保証を与え、自殺願望を持つ男を翻意させた秘書たち。
都知事の南勝子(萬田久子)が車で移動。小さい男の子と女の子が車に泥団子をぶつける。半年前の都知事の公約では、老朽化した目黒の児童養護施設の替わりに、ハイクォリティの施設を建てるという事でした。
だが、新たに高級住宅街の近くに建てるという事に周辺住民が反対して、公約を反故。施設にいた子どもたちはバラバラになって別れる事に。都知事を非難し、子どもたちの味方をしたいという仲間たちに、賛同しない都知事秘書の風間三和(大島優子)。
だが、秘書たちが警戒している粟田口十三(岸部一徳)財務大臣がこの件に絡んでいるようで。動揺した三和は夜の街に佇み、男達にナンパされそうになり、その男達とケンカ。
ほかの人達とズレているのを感じながらそのままでいるのは、「面倒くさいからなの?傷つきたくないように見える」と仲間の望月千代(木村文乃)。そして、ラーメン萬に粟田口大臣が来店し、萬敬太郎(江口洋介)が粟田口の秘書だった事がわかったのです。
「私の知り合い達が各界で失脚しているが、収賄で刑務所にいた半年間何考えてた?」。「あなたのような人がリーダーでは弱い人は救われない」。また、銀座のクラブのママだった南は、運転をすると人が変わって乱暴になる癖があったようです。
秘書たちはその様子を録画し、ネットで拡散。その為、南は謝罪するとともに人気回復策の児童養護施設の政策の遂行を約束したのでした。
粟田口大臣が腹を立てていましたね。秘書の反撃というテーマがわかりました。これからどうなるのでしょう。楽しみです。
第6話『勝子の手術が失敗!?粟田口の策略』
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東京都知事・南勝子(萬田久子)が倒れ、パク・サラン(シム・ウンギョン)が病院長秘書を務める慶西大学病院に救急搬送される。勝子の秘書・風間三和(大島優子)がサランに勝子の病名を尋ねると、急性心筋梗塞だった。
出典:テレビ朝日『七人の秘書』公式
勝子の入院を知った財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)は、“日本一のゴッドハンド”として名高い東帝大学病院の心臓外科教授・白鳥六郎(リリー・フランキー)に執刀を依頼。そんな中、白鳥の名を聞いて動揺するサラン…。
一方、ラーメン店「萬」には、東都銀行頭取秘書・照井七菜(広瀬アリス)に連れられ、夫とともに青果店を営む康子が来ていた。康子は、心臓に難病を抱える夫の手術日がようやく決まったにも関わらず、突然病院から断られたという。この手術ができる医師は日本に一人しかいない…と嘆く康子の話を聞き、店主の萬敬太郎(江口洋介)は力になることを約束する。
その夜集合した東都銀行常務秘書・望月千代(木村文乃)たち秘書軍団は、康子の手術を断った医師が勝子の手術を担当する白鳥だと知り、大ブーイング。翌日、粟田口が勝子の見舞いにやってくる。体調を気遣うふりをして勝子にやんわりと退陣を促したものの拒否された粟田口は、白鳥に勝子の手術をわざと失敗するよう持ち掛けて…?
第6話の感想・ネタバレを見る ➡
南都知事が倒れサランが秘書をしている病院に救急搬送されました。手術が必要でその手術をサランの父親が頼まらて行うことになりました。白鳥と名前を聞いた時のサランの顔が強張っていました。
母親と自分を捨てた父親です。恨んでいても仕方ありません。粟田口はお金を積んで南の手術を失敗するように頼みました。いつもの流れだとそのまま受け取りこの白鳥が秘書たちのターゲットになり成敗される人物だと思っていました。
しかし白鳥は受け取らず粟田口の非常識なやり方に待ったをかけるのが今回のミッションだったのです。秘書たちは白鳥に改めて南の手術を頼み、看護師に扮して警護の中から南を連れ出し白鳥に手術させるという爽快なシナリオでした。
粟田口を一泡食わせた感じでとてもスッキリした場面でした。サランと白鳥の対面シーンはとても感慨深いものでした。サランのことを最初に会った時から認識していて自分が人の命を救うために家族を捨てたと語っていました。
詫びの一言があったらと思いましたがサランに向けいつまでも恨んでいて欲しいと言ったのが詫びだと思います。そして自分とは違う方法で人を救う人になって欲しいと言った言葉はとても深いものでした。二人は目に涙を溜めて別れましたが抱きしめてあげて欲しかったです。
バスのシルバーシートに、一人で荷物を置いて占領してゲームをしていた青年に、まさる、と五月が呼びかけ、持ち逃げした、おかあさんのお金返しなさいと迫って、皆で、青年を追い出して老人を座らせて、おまえら何だと青年が怒ると、仲間が、何、まさると、睨み返したのが痛快です。いつも、胸がスカッとするようなドラマの出だしです。
風間が南の犬を散歩させて南に会いますが、急病で倒れます。公式には検査入院ですが、朴がカルテをハッキングすると心筋梗塞でした。
院内カンファでPCIを行う予定でしたが、粟田口が名医の東帝大の白鳥に執刀を頼んだと言います。
すると、萬に八百屋の妻を照井が連れて来て、夫が心臓オペを白鳥がする日が決まっていたのに、オペが中止になったと言います。
何故かと思ったら、白鳥に研究費増額も考えていると粟田口が白鳥に頭を下げたので、理由がわかります。
白鳥が報酬の高い患者の為に南のオペを優先したと長谷が言います。
朴は粟田口に、白鳥に会わせて欲しいと頼みますが、断わられます。何故、会いたいのかと思ったら、白鳥が朴の父のようです。
朴は白鳥を死ぬ程苦しめて欲しい、母と自分を捨てた父だと言います。韓国人の母を残して父がアメリカに行き、母は白血病で亡くなり、父には面会を断られたと判ります。
萬が会った時に朴は捨て猫のように韓国に帰る金もなかったのです。父に見捨てられた朴は不幸です。朴と萬とのつながりも判りました。
粟田口は明日、慶西大病院に白鳥が行くと朴に教えます。
すると白鳥が現われ朴が白鳥を案内します。白鳥はバイパス術をすると言いますが、白鳥は、ぼんくらでも出来るオペだからと言って院長の部下に任せろと言います。粟田口が来ると院長は白鳥が帰ったと言いますが、想定内だと粟田口が言います。どういう意味か分かりません。
南の為に世界一の医者を頼んだと言い、粟田口は南の手を握り引退を勧めると、南は断ります。もっと上を目指すのか、自分の言うことを聞かないなら気が済むようにしろと言います。優しそうに手を握ったものの、飼い犬の反逆を許さないと言わんばかりの、冷たい目が気になります。
最初の見どころは、何と、白鳥に粟田口が、わざとオペを失敗して入院が長引けばいいと言います。南を将来の総理候補から外し、南が復帰したら大学の研究費削減もしかねないので、手付でと札束を見せます。しかし白鳥は断って帰ったのは意外でした。粟田口は、とんだタヌキです。
粟田口は計算が狂い、諦めるかと思ったら院長にオペの匙加減しろと言います。つまり院長の部下にオペを失敗させろと言う事のようです。本当に恐ろしい男です。
八百屋の夫は白鳥がオペをすることになりますが、朴は白鳥に南のオペを頼み、そうでないと、わざと失敗する為に慶西大がオペが受けたと言い、朴がオペのサポートするといいます。
すると朴は南のモニタリングをハッキングしてアラームを鳴らせ、緊急オペを仕掛け、7人がナースと医者の格好で白鳥の元に移送してオペをさせます。
夜中の緊急オペを仕掛けるのは痛快です。
南のオペが成功して完全に復帰し解散選挙に備えて出馬に備えると言います。
計画が失敗して悔しそうな粟田口が黒木に裏で誰が動いているのか調べろと言います。
最後の見せ場は、風間と朴が白鳥に会うと、サランと白鳥が呼びます。サランは怖いと風間に言いますが、白鳥は自分がつけた名前だと言い、目と瞳が母親そっくりだと言い、自分を恨んでいるだろうね、と言います。朴は、ずっと憎んで来たと言いますが、それで、いい憎めと白鳥が言います。
白鳥は娘の非難を受けとめる覚悟があるようです。
でも、どうしようもなく尊敬していて、父のような外科医になりたかったと朴は言います。白鳥は家族も捨て、たくさんのものを犠牲にしたので、朴には、別の方法で人を救える人になって欲しいと言います。父なりの謝罪と、娘への思いやりが感じられ朴の気持ちが癒されたように見えます。
ところが、朴が粟田口に呼び出されます。白鳥の娘で、父のような立派な人間になりたいでしょうと言い、自分の秘書にならないかと言います。粟田口は、7人の秘密を突きとめて7人を分断させようと言う魂胆のようです。
東京都知事の南勝子(萬田久子)が急性心筋梗塞。その手術の執刀医を紹介しようと粟田口十三(岸部一徳)が動き出しました。照井七菜(広瀬アリス)の近所の八百屋さんの亭主が心臓病に。
その手術を東帝大病院側からキャンセルされた事がわかりました。手術をする筈だったのは、心臓外科の世界的権威の白鳥六郎(リリー・フランキー)東帝大教授。
粟田口は研究費の増額を持ち出し、南の執刀を依頼し頭を下げる。これに報いないとどのような報復を受ける事か。その為、白鳥は南知事の入院する慶西大病院を訪れたが、診断だけして帰ってしまいました。
「私がオペをするまでもない」。しかし、粟田口も南に面会し、「もういいんじゃないか」「今日までおおきにな」と。だが、南はこれを拒否。すると、粟田口は南の手術の執刀を白鳥にしてもらい、これを巧妙に細工してもらいたいと。「入院が長引きさえすればいい」。
白鳥が断ると、慶西大病院にも同様の要求が。八百屋の亭主は白鳥氏の手術により成功。そして、パク・サラン(シム・ウンギョン)の要請を受けた白鳥は慶西大に乗り込み、南の手術を。
無事回復した南は都知事の公務に復帰。「最近、頻繁におかしな事が起きてるなー」(粟田口)。フリーライターの黒木瞬介(坂口拓)に調べるよう依頼。だが、粟田口はパク・サランを呼び、私の秘書にならないかと持ちかけるのです。驚愕するサラン。
七人の秘書が六人になる⁉︎。サランの役割は重要だっただけに衝撃です。
第7話『まさかの裏切り...』
第7話のあらすじを見る ➡
慶西大学病院 病院長秘書のパク・サラン(シム・ウンギョン)がラーメン店「萬」に姿を見せなくなった。連絡すら取れない状況が続き、東都銀行 常務秘書・望月千代(木村文乃)は心配でたまらない…。
出典:テレビ朝日『七人の秘書』公式
そんなある日、東都銀行 頭取秘書・照井七菜(広瀬アリス)が、「萬」に大学の後輩・中川由加里(伊原六花)を連れてくる。何の前触れもなく突然、東都銀行の内定を取り消されてしまったとうなだれる由加里に、千代はその経緯を調査することを約束する。
するとそこに東京都知事秘書・風間三和(大島優子)が現れ、衝撃の事実を告げる…。
第7話の感想・ネタバレを見る ➡
大物政治家であら、悪の温床になっている粟田口大臣の秘書であったという萬さんの過去が明らかになります。当時は信頼していた粟田口大臣の罠に嵌められて、特捜部に逮捕された事実も分かり、粟田口との確執が鮮明になります。
秘書の仲間達は萬への恩と、今回の内定取り消しの裏に隠された秘密を暴く為に、粟田口打倒を決めて闘いを挑んでいきます。今また新たに粟田口は、大学院の女性教授を将来的な都知事に推し進めていく計画まで明らかになり、粟田口の悪事を晒す為に各自懸命に裏で動く姿が魅力的です。
しかしそんな中、サランだけが仲間たちから離れて、粟田口大臣の秘書に就いてしまいます。彼女は勝った者が正義です!と、報酬が良いからと仲間には言い放ち仲間と距離をおきますが、実は一人で潜入して内部情報を探り、得意のインターネットを駆使して過去の様々な情報を拡散させることに成功します。
が、その為に命を狙われてしまい、そこには一男が粟田口大臣の運転手として張り付いていて、いち早く救護に当たり命は取り留めます。ラーメン屋を萬に預けて粟田口の運転手として、一男も動いていたのです。全員の力を合わせて、過去の因縁と、現在の問題に対峙する秘書達の姿が見どころです。
1ケ月前に粟田口の応援を受けた椎名議員が当選し特命大臣に任命されます。朴が萬の店に来なくなり連絡が取れません。朴は金に困って粟田口の秘書に取り込まれたようです。望月の前で、霧島が高松に粟田口の噂をしています。
照井が大学の後輩の中川を連れて来ます。いきなり東都銀行の内定を取り消されてしまったと落ち込んでいます。望月は入行させたくない理由があるのかと言い、調べることになります。
そこに風間が来て朴が病院を辞めたと聞いたそうです。アパートにもいません。
望月は人事部の高松常務から粟田口との接蝕を頼まれます。中川が、中川の区議会議員の父の紹介で椎名議員の選挙運動でウグイス嬢のバイトをしていたと判ります。
中川はバイト代に12日で120万円貰っていたのが違法だと思って椎名に返しに行ったと言います。すると、黒木というフリーライターに、やましいことしてないかと言われたと言います。どうやら、不正の証拠隠滅の為に、中川が犠牲になったようです。
五月は粟田口の毒が回って蜜になったやつだけが生き残ると言います。影で泣いている人間がたくさんいるようです。
望月が粟田口を追及するというと、萬は粟田口の恐ろしさをしらないと言い、粟田口に触るなと望月に言います。望月の無意味な一人芝居で終わりそうです。
朴は望月の兄の一男が運転手をしていたようで問いますが、本人は否定します。望月は粟田口をあぶりだすといいますが、五月は粟田口が容赦ないから止めろと言います。望月は朴を救って選挙違反者を懲らしめると言います。望月は、言う事を聞かないようで、危険な予感がします。
すると、五月が清掃員になって椎名の選挙事務所に潜入し資料を盗み、長谷は地検の二瓶に裏帳簿を渡します。地検を動かすようです。
中川は父に椎名から金を受け取ったのかと言い、照井は娘が内定取り消されたと言うと、父は泣きます。
最初の見どころは、父は椎名から金を受け取って票の取りまとめをしたと言いますが、中川の他の成田、こじまら議員は粟田口が怖くて、票の取りまとめを認めませんが、萬が議員らに挨拶すると、萬は中川が救われるべきだと言い、粟田口に勝てると思うかと言われますが、萬は、その為に地獄から舞い戻って来たと言います。萬への昔の恩義を感じて区議会議員らが萬に賛同したようで萬の人徳かも判りません。又、萬が望月の心意気に反応したようです。
実は7年前まで萬は粟田口の秘書だったのに、はめられて刑務所に入ったと五月が言います。萬は粟田口が魅力的に見えたが自分が切り捨てられるとは思わなかったと言います。
粟田口の地元の京都で五月も秘書でした。粟田口は認可事業で鰐淵から裏金を受け取り萬の自動車に載せると、翌日、捜査で萬の車から金が見つかり萬が逮捕されました。粟田口は収賄容疑に萬がやったことだと言い逃れしたのです。そして鰐淵がクビを吊ったと判ります。もみ消しの為に鰐淵が利用されたようです。
五月は自分の夫が自殺し、粟田口を地獄に送って自分も死ぬつもりだったと言いますが、ナイフが秘書に刺さって粟田口は生き延びました。萬は勝たなきゃと望月に言います。五月や萬の恨みが漸く判りました。
粟田口の最先端大学機構プロジェクトに霧島、高松、椎名が協力し粟田口は椎名に都知事になって欲しいと言います。高松は金の支援を約束します。
次の見どころは、朴が話しを聞いていて、萬と望月が朴に何故、危険なことをするのかと言う場面です。
朴は秘書になった理由は報酬がいいからと言います。萬に借金返したいと言い、粟田口が立派だと言い、朴の能力を評価してくれると言い、将来が楽しみだと言います。
萬も五月も裏切られたというと、朴は負け犬だから勝てないと言います。勝った方が正義だから粟田口についていくことにしたと言います。金の為とは言え、朴は、とても、正気には思えません。
望月は情けないと言います。萬は帰ろうと言いますが、放って置いてくくれと言いながら朴は悲しそうです。その姿を黒木が見ていました。望月は朴は帰ってこないと言いますが萬は帰って来ると言います。萬は朴が本心から粟田口を妄信していないと見抜いたのかも知れません。
最後の見せ場は、中川らが椎名から金を貰って票集めをしたと動画をアップすると一度、消されますが、ネット記事に拡散します。朴が操作したようです。
すると、朴が黒木に襲われ、望月の兄が助けます。朴は階段から落ちて怪我しますが、一男が萬に連絡します。一男がいなかったら朴は殺されたでしょう。
朴は入院しますが助かります。こんなことになるんじゃないかと思ったと萬が望月に言います。萬は一男が朴を病院に連れて来たと望月に言います。
望月は兄を探しに行きますが、一男は無視します。なぜか、判りません。
椎名の事務所に特捜が踏み込み、粟田口に助けを求めますが、答える道理がないと粟田口が言います。粟田口は椎名を見捨てて、逃げるようです。どこまでも、粟田口は、しぶとい悪人です。
朴と中川が救われたのは良かったですが、粟田口の復讐が恐ろしそうです。
東都銀行頭取秘書・照井七菜(広瀬アリス)は、ラーメン店・萬に智城大学の後輩・中川由加里を連れて来ました。東都銀行の内定を取り消された事に不審があるようです。
彼女には何の落ち度もないよう。入行させたくない者がいる。しかし、最近、パク・サラン(シム・ウンギョン)は「萬」に姿を見せていないのです。サランがいれば、人事部の採用データにハッキングできるのに、と秘書軍団。
ところが、風間三和(大島優子)によると、サランは慶西大病院を退職し、アパートも引越していた。内定取消の由加里は、思い当たる事はない訳ではないようだが。選挙のウグイス嬢のアルバイトで、12日間で120万円をもらい、父は区議会議員。
払ったのは、椎名七津子議員です。そのお金は返したというが。椎名議員は粟田口十三(岸部一徳)財務大臣の秘蔵っ子。背景の粟田口の闇に迫りたいという秘書軍団・望月千代(木村文乃)に反対する、粟田口の元秘書の萬敬太郎(江口洋介)と鰐淵五月(室井滋)。「粟田口は危ない。触るな」。萬は粟田口に罠にはめられ、収賄で刑務所に。
しかし、サランは粟田口の懐に入り込んでいるのでは!?。すると、粟田口の秘書になっている事が発覚。「報酬が理由」とサラン。加えて、萬や鰐淵は負け犬でしかないと。しかし、ネットに椎名議員らの不正の証言動画が上がる。成し遂げたのは、サラン。
フリーライターの黒木が妨害しようとして、サランは負傷。病院に運び込んだのは、なんと、生きていた千代の兄・一男(マキタスポーツ)。
秘書たちの過去と巨悪。そのたたかいはそろそろ危険な領域のようです。伏兵のマキタスポーツ演じる一男がどういう役割を果たすのか、楽しみですね。
第8話(最終回)『七人VS最後の敵!!』
第8話(最終回)のあらすじを見る ➡
病院を辞め、財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)の秘書になったパク・サラン(シム・ウンギョン)が、裏で自分の悪事をかぎ回っていることに気づいた粟田口は、手下として丸め込んだフリーライター・黒木瞬介(坂口拓)を使ってサランを襲う。階段から突き落とされ負傷したサランを救ったのは、運転手として粟田口のもとに潜入している東都銀行 常務秘書・望月千代(木村文乃)の兄・一男(マキタスポーツ)だった。
出典:テレビ朝日『七人の秘書』公式
翌朝、お見舞いに来た家政婦・鰐淵五月(室井滋)とサランの前に、警視庁 警務部長秘書・長谷不二子(菜々緒)、東京都知事秘書・風間三和(大島優子)が現れ、仕事をクビになったと告げる。そのころ東都銀行では、千代も頭取・霧島和夫(小林隆)からクビを宣告されていた…。突然解雇された理由が、何者かが裏仕事中の秘書軍団の写真をそれぞれのボスに送り付けていたことだと知ったラーメン店「萬」の店主・萬敬太郎(江口洋介)は、自分たちの存在が完全にバレていて、動きを封じるために先手を打たれたと考える。
そんな中、ニュース画面を見つめる千代の目に飛び込んできたのは、粟田口のもとに駆け寄る一男の姿! SPに取り押さえられ、粟田口襲撃の罪で留置場に入れられた一男に面会しに行った千代と萬は事件の真相を聞かされて…?
粟田口への怒りに燃える七人だが、クビを免れた東都銀行 頭取秘書・照井七菜(広瀬アリス)以外の秘書たちは、職探しのため裏稼業の解散を決意。千代は銀座の高級クラブに返り咲くのだが…?
第8話(最終回)の感想・ネタバレを見る ➡
要人たちの悪行を次々明らかにして来た秘書たちは粟田口によって失職してしまいました。照井だけは最初の頭取の遺体を搬出した写真に写っていなくて失業することはありませんでした。
仕事を失っても以前のコネなどを使い粟田口の悪行を調べます。望月は銀座の高級クラブに返り咲きました。銀行の秘書とは違いとても品があって美しく変貌ぶりに驚きました。皆の努力の甲斐もなく証拠が見つかりません。銀行に残った照井だけが頼りです。
皆からおだてられ頭取のパソコンからデータを転送させました。最初の頃を思うと完璧な仕事ぶりで成長を感じさせました。これにより粟田口の悪行の証拠を炙り出すことができたのです。
萬と粟田口のやり取りをいつものようにサランがネット配信したのかと思ったらそれは見せかけで粟田口を騙し記者会見をさせ自分の口から不正を白状させたのです。
現役の秘書までこちらの味方をしていたことに驚きました。現実では、こんなに上手くいかないと思いますがドラマでもスッキリして嬉しかったです。長谷を演じる菜々緒さんのアクションはもちろんですが風間を演じる大島優子さんのアクションもしっかりキレがあり格好良かったです。最後の照井の結婚詐欺の相手を皆で懲らしめるのは笑ってしまいました。
粟田口が椎名の疑惑をマスコミに追及されてもコメントする立場にはないと逃げ、自分のシッポをつかませません。
入院した朴を見舞いに来た望月は兄が判ったと言います。萬は一男に危険だと言いますが、一男は萬に、仇を取ろうとしていると言います。
10年前、ラーメン店主の一男が粟田口の秘書になった萬に出世祝いだと言ってラーメンを御馳走しました。一男は萬を千代の婿にすると言っていた様に、絆が強かったようです。
五月の前に長谷と風間が来てクビになったと言います。望月は霧島から前の頭取が倒れた時のホテルでの仲間との写真を見せられクビだと言われます。
望月が入手先を問うと、霧島は写真の入手先を答える道理がないというと、望月は霧島に間違ったリーダーに、すり寄らないでくださいと言いますが、霧島には望月の言葉が届かないようです。
誰かが望月らの写真を暴露したようで、萬は粟田口が絡んでいると言い、風間の父親が娘を売ったと疑われ先手を打たれたと萬が言います。確かにホテル内部の動画はホテル関係者から流出したようです。
粟田口は責任逃れのインタビューをすると、一男が粟田口を襲い、黒木に妨害され収監されます。会いに行った萬は一男がクビになった腹いせで襲ったと報道されます。一男は黒木が朴を突き落としたと言います。一男は千代に会わす顔がなかったと言い、借金して闇金にまで手を出して逃げ、後に萬が粟田口の罪を被ったと聞いたと言い、もう自分に係るなと言いますが、望月と萬は仇を取ると言います。
照井が萬の店に来ると貧乏神が来たと言われ望月は仲間は解散だと言います。もうこれで、仲間割れかと思いました。
萬は京都に行き、鰐淵会長の墓で五月に会います。すると、墓を掘り返すと金庫から後援会名簿を見つけ鰐淵の仇を取ると言ったのはサプライズです。
風間は父に頭を下げて働きたいと言います。
望月は銀座のクラブに再就職します。長谷は検察の二瓶に告発を促します。朴は風間の父親のホテルの防犯カメラから画像がリークされたと解明します。やはり風間の父が粟田口にリークしたようです。
望月はクラブで林、高坂議員に再会し秘密は墓場まで持っていくと誘惑します。林が野口に電話していました。
萬の店に萬や五月、望月が来て粟田口の秘書時代の記録や粟田口の交遊記録や風間からの不正献金リストもわかります。
15年前から粟田口と交際のある野口社長の鹿賀山商事が献金し、6年前、選挙区の32区の格安物件を林議員が買って鹿賀山商事に転売していました。粟田口の最先端大学機構プロジェクトのことを事前に知っていたようです。
東都銀行と粟田口が繋がっているようですが、明確な証拠がありません。粟田口はプロジェクトが進行していると総理に報告します。もう手詰まりのようです。
すると照井が来て望月が最終兵器だと持ち上げます。
照井が霧島に、お茶をわざとこぼし、霧島のいない隙に、パソコン内の融資等の情報を朴にハッキングさせます。決定的な証拠を握ったようです。
そして最初の見どころは、萬を始め仲間が国会の粟田口に乗り込む場面です。
萬は粟田口に証拠を集めるのに時間がかかったと言い、昔、貰った古酒を机の上に置きます。秘書は私の懐刀だと瓶に書かれた文字が偽善のように空々しいです。
2014年に慶西大学グループの林議員が土地を法外な値段で売却して先端大学の建設予定地になったと言いますが時効です。萬は粟田口の金で椎名が議員になったと言います。
粟田口は望月ら仲間を掴んでいました。私を舐めたらあかんぞ、痛くもかゆくもない、電話一本で萬は終わりだ、もう1回くさい飯を食ってこいと言います。
萬は、昔の粟田口が国の為に突き進んでいたのを誇りに思っていたのに、権力に取りつかれた怪物になったと言います。萬の青臭い正義が邪魔になり、自分に、かみつく犬をつぶしたと言います。国民、底辺のやつらは、へいこら従っていたらいいと言います。遂に、粟田口は本音を吐きました。
すると最大の見どころは、秘書が粟田口にやりとりの様子を中継されていると言います。カメラが古酒に隠されていました。粟田口が怒って瓶を割りますが、秘書は国民が見て居ると言い、早速、記者会見をすると粟田口が言います。
粟田口が、この度は混乱を招くような映像を勝手に流されたが、秘書が独断でやったことだと言います。鹿賀山商事も林議員も知らないと言います。ところが、ネットに何も流されていませんでした。粟田口は秘書にはめられたと言い、逃げます。まさか秘書が萬らに取り込まれたとは意外でした。秘書も、いずれ粟田口に捨てられると気が付いて寝返ったようです。粟田口が飼い犬に手を噛まれたのが痛快です。
風間が粟田口のボデイガードを倒し望月と長谷が黒木を倒します。胸がスカッとする場面です。
粟田口が大臣室に逃げると粟田口は、何も知らない、やっていない、秘書がやりましたと記者に言います。そして粟田口は大臣を辞めました。
照井が感謝されると、八神と結婚して裏稼業を卒業すると言います。ところが八神は風間、望月、朴らと交際していた詐欺でした。
すると、千代が思い出の踏切で釈放された一男を迎えて抱き合い、兄妹は人生の再スタートが切れそうです。
一方、天粕総理は粟田口の後任を誰にするかというと、鈴木秘書は自分が決めると言い、そもそも、この世を動かしているのは、国や財界のトップでなく、影の黒子達が世の中を動かしていると言った言葉が、このドラマの締めくくりとして納得出来ました。
闇の中にこそ、光る誠があるというナレーションですが、本当に名もなき影の人間に光が当たって欲しいと思うのです。
萬敬太郎(江口洋介)は、望月千代の兄・一男(マキタスポーツ)の自慢の幼なじみでした。ところが、警視庁警務部長秘書・長谷不二子(菜々緒)と都知事秘書・風間三和(大島優子)が秘書を解雇されていました。
東都銀行常務秘書の望月千代(木村文乃)も秘書を解雇。秘書グループが前頭取の死亡場所の隠蔽工作を行なっている時の証拠写真を頭取が見ていたのです。その頭取に千代が答えたのは、それは「名もなき仲間達です」。そして、「間違ったリーダーに擦り寄らないで下さい」と。
また、粟田口十三(岸部一徳)財務大臣がテレビの取材に応えているところをフリーライター黒木瞬介(坂口拓)を見つけた千代の兄・一男が掴みかかる。秘書グループのパク・サラン(シム・ウンギョン)を階段で押したのは、黒木だったからです。
だが、警備スタッフに連れ去られ、翌日の新聞には「クビになった運転手が腹いせに」大臣を襲うと。無力感に負けた風の秘書グループ、世直し裏稼業は解散と発言。千代も銀座の高級クラブのホステスに。萬もラーメン店を休業し、休養に入ると思いきや。
実は粟田口の元後援会長・鰐淵五月(室井滋)の夫の墓を掘り起こしていました。中から粟田口を追いつめる証拠が。しかし、百戦錬磨の粟田口、本人の口から吐き出させないと躱されてしまう事は必定。ネット生配信のカメラと勘違いさせ、余計な弁明を。その作戦が功を奏し、財務大臣を辞任。
秘書グループの味方をした寝返りの人たちもいて、なんとか。よかったですね。
七人の秘書(ドラマ)のキャスト・脚本・監督
七人の秘書(ドラマ)に出演されていたキャスト・脚本・監督をご紹介していきます。
- 木村文乃/望月千代 役
- 広瀬アリス/照井七菜 役
- 菜々緒/長谷不二子 役
- シム・ウンギョン/朴四朗(パク・サラン) 役
- 大島優子/風間三和 役
- 室井滋/鰐淵五月 役
- 江口洋介/萬敬太郎 役
- 中園ミホ/脚本
※青色のリンクがある俳優はクリックして関連作品やその他詳細が確認できます。
七人の秘書(ドラマ)の原作ってあるの?
七人の秘書(ドラマ)の原作はなく、中園ミホさん脚本のオリジナルストーリーになります。
中園ミホさんと言えば数々のヒット作品を世に送り出していることでも有名ですが、最近では『ハケンの品格2』、過去では『やまとなでしこ』『Doctor-X 外科医・大門未知子』『花子とアン』『西郷どん』など脚本されています。
七人の秘書(ドラマ)の主題歌はmiletで『Who I Am』『The Hardest』
七人の秘書(ドラマ)の主題歌を歌うのはmiletで『Who I Am』『The Hardest』の2曲になります。
『Who I Am』はロックナンバー、『The Hardest』はバラードということですが、2曲共に脚本より新たに書き下ろされた新曲ということですので楽しみですね。
七人の秘書(ドラマ)見逃し無料動画配信情報とみんなの口コミ・感想まとめ
七人の秘書(ドラマ)の1話~最終話の動画はU-NEXTで見逃し配信視聴できます。
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