20世紀少年 第2章 最後の希望(映画)無料フル動画配信情報！「血の大みそか」から15年後を描いた第2弾

第2章の切ないところは、主人公であるケンジがほとんど登場しないところです。

だけど私がこの作品に対し、良いなと思うところは、ケンジの姪っ子がケンジを助けるために、友達やケンジの仲間たちなど頼れそうな人たちを集めて行動する姿です。

視聴者の中には、ケンジの仲間だったら、「メインとなる人がいないのだから、動いても意味のあることだろうか。」と考察する人が、いるでしょう。

だけど、「どうにかなるよ！」と行動する姪っ子の考えは若さゆえのことかもしれないけれど、私は人とずれたような、ちょっとでも可能性があるならそうしてみたいなと考えるタイプなので、姪っ子がケンジのために頑張る姿がカッコいいなと思いました。

おっちょなど、指名手配されつつも、ケンジが現れた時のために、自分たちでできることをしようとしているところも素敵に見えました。

私は漫画のファンでその流れで映画を見ましたが、ストーリーが端折りすぎでした。

やはり、2時間という枠に収めるのは大変なんですね。

でしたら、原作とは違ってでも2時間に纏めきれる内容の方がいいです。成長したカンナがともだちの正体を探るためともだちランドにいったり、オッチョが脱獄してともだちを倒す計画を進めるなど話的にはラストに向かってワクワクする展開です。

カンナ役の平さんやオッチョ役の豊川さんの演技は素晴らしかったです。

他のキャストの方も漫画のイメージによく似た配役となっており、この点はとても満足しています。

また、私は大阪在住の物ですので、ともだちの塔を見ると親近感がわきます。次作3章も期待しています。

まず唐沢さん演じるケンジがまさかのテロリスト扱いになり、そしてトモダチが国の実権を握るトップにまでのし上がるという展開になったことと、ここでまさかの主役が平さん演じるカンナに交代するという新しい展開に驚きましたが、この二作目の出来がそのまま最終章まで関心を引っ張るいい伏線の回収と新たに散りばめられた謎というわかるようで読めないという一番ワクワクさせてくれました。

やっぱり権力というものの魔力は大きく、力を得たものはいいように使おうとする、トモダチの配下になったひとたちがいい例のようだと思いましたし、ノンフィクションの世界に生きる現代社会だって同じような人たちは大勢いますよね。

なぜカンナがあのようにカリスマ性を持ち得るのかという理由はおそらくこれから明かされていくわけですが、ラストシーンでちらりと登場したケンジがどうトモダチへ立ち向かっていくのか、口ずさむテーマ曲はどういう影響を与えるのか、とても楽しみとなるエンディングでした。