OLD DAYS TAYLOR、晴耕雨読の日々


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OLD DAYS TAYLORの1st album『OLD DAYS TAYLOR』が素晴らしい。大滝詠一、ジェームス・テイラーらのエッセンスをたっぷり吸収した、木漏れ日のような。日々の魔法に溢れた傑作です。

埼玉県入間市でスタジオ兼カフェを経営するシンガー・ソングライター笹倉慎介の歌とアコースティック・ギターを中心に、森は生きているの元メンバーと当代随一の「歌を聴かせるベーシスト」伊賀航の演奏が絶妙なレイドバックを演出。前述したジェイムス・テイラーが気心知れたミュージシャンと自宅スタジオで作り上げた70sを代表する名作『ONE MAN DOG』を強く想起させます。

ダニー・コーチマー、ジョン・マクラフリンら伝説的ギタリストによる歌の世界に寄り添った名演の数々がこのアルバムには記録されていますが(『NOBODY BUT YOU』のギターソロの美しさ!)、『OLD DAYS TAYLOR』では昨年素晴らしい1stソロアルバムを発表した岡田拓郎が全く見劣りしない、素晴らしいプレーを聴かせてくれています。

春を運ぶ風の日 夏を待つ雨の日
蓄えに実るのは 穏やかな喜び
そしてまた 寒い朝の陽だまり

冒頭に収められた『晴耕雨読』のラインです。古き日々の職人のように、森羅万象のサイクルに根づいた生活から紡がれる音楽。
9月6日、渋谷 CLUB QUATTROにて行われるキセルとの2マンイベントも、素晴らしい空間になることは間違いないでしょう。

 

聴きこむ編集部ライター 吉田昂平: 大学で映画評論を専攻。映画、音楽、サッカー、野球に情熱を燃やす。バンドでベースとギター経験もある、弾けるライター。

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