フジロック2018 現地レポート Anderson.Paak

Am I wrong? No, you’re right!!

雨が上がったグリーン・ステージ。踊りたくてウズウズしている、セクシーなオーラを放つ人々がステージ前に集まってきました。

大歓声に迎えられてサイケなシャツ、パンツを纏ったAnderson.Paakと彼の腕利き揃いのバンドThe Free Nationalsのメンバーがステージに。ハードなリフ、高速のラップで一気にグリーンステージをダンスフロアに変貌してしまいます。そこからはラップ、ヴォーカル、ドラム、ダンスと無敵のパフォーマンス!バンドのグルーヴと合わせて何万の腰が無限にグラインド。

『Am I wrong?』『Put me thru』、そしてAppleのcmに起用された美しく切なく躍踊らせる『Till it‘s over』。すべての楽曲が音源を遥かに超えるクオリティと躍動感で迫ります。
さらに感動的だったのは前々日のヘッドライナーN.E.R.D.が数度試みてあまり上手くいかなかったモッシュ・ピット作りをリベンジとばかりに試みていたこと。そしてFree Nationのキーボーディストがソロコーナーで「ジャズは死んだ!!」と叫び高速リフを叩き出したシーン。先人へのリスペクトと未来を切り拓く覚悟。プライドばかり高い気取った演奏家連中に爪の垢を煎じて飲ませてやりたくなります。

「あの人は人前に立って楽しませるために生まれてきたんだね!」
筆者の隣で恍惚の表情で踊っていた女性が叫んだ言葉が、このステージを要約しています。音楽の、ショービズの未来。アンダーソン・パーク、完全勝利のステージでした。

 

聴きこむ編集部ライター 吉田昂平: 大学で映画評論を専攻。映画、音楽、サッカー、野球に情熱を燃やす。バンドでベースとギター経験もある、弾けるライター。

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