星野咲来さん ライブレポート


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新宿御苑前、ライブスペースLittle Monsterにて行われた星野咲来さんの単独ライブへ行ってきました!

10代の瑞々しい景色を歌う星野さんらしく、制服を着た中高生や大学生を中心にしたファンの方々が和やかな雰囲気で開演を待ちます。

ジャクソン・ファイブの「I WANT YOU BACK」が流れ、温かい拍手で迎えられた星野さん。チェリー・サンバーストのGibson Hummingbirdを手に軽快なストロークを刻みます。伸びやかな歌声で会場に爽やかな風を吹かせ、ライブは片平里菜さんの「女の子は泣かない」でスタートしました。

少し歌謡曲の雰囲気をたたえたフォーク調の「人生と2ヶ月」を挟んで、3曲目は片思いを描いた「あとちょっと」。通学電車、帰り道、胸の高鳴りが浮かぶような真っ直ぐな歌です。MCでは中学高校と女子校通いだからすべて妄想で書いた、と話して笑っていたけれど、その憧れを含んだ視線は、どこか新海誠監督の作品を思わせました。

そう思っているとギターを置き、ハンドマイクで歌い始めたのは「君の名は」の挿入歌「なんでもないや」。真っ直ぐに、言葉の1つ1つに心を込めます。

ギターを再び持ち、星野さんはゆっくりと高校卒業前のエピソードを話し始めました。大学進学を周りに強く勧められたこと、どうしても歌を続けたかったこと。涙を浮かべながら、悩み過ぎて塞ぎこんでしまった心境をストレートに綴った「今のまま」を歌います。アルペジオがちょっとたどたどしくなるくらい思いを込めたパフォーマンスに、涙ぐむ観客の姿があちこちで見られました。

その葛藤の季節を抜けて、駆け出すようなメロディが印象的な「17」、再びハンドマイクで歌うSEKAI NO OWARI「サザンカ」を経て、最後はデビュー曲「エール」を観客と一体になったハンドクラップにのせて、マイクを通さない生歌で届けてくれました。

笑顔のなか「また会おうね!」と繰り返していた星野さん。この真っ直ぐさ、歌が大好きな気持ちがあれば、その機会はすぐに、そして何度も訪れるでしょう。

聴きこむ編集部ライター
吉田昂平: 大学で映画評論を専攻。映画、音楽、サッカー、野球に情熱を燃やす。バンドでベースとギター経験もある、弾けるライター。

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