アクセル・シュテア Dr. Axel Ster
アクセル・シュテアは1968年、ドイツのサンデ生まれ。若い音楽家として、ユーゲント・ミュジツィアート(Jugend musiziert)、ハンブルク・スタインウェイ・コンクール、ハンブルクLTMコンクールなど、いくつかのピアノコンクールで優勝した。1986年にピアノコンクールでモーツァルトのピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K. 466を演奏し優勝、「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州青少年文化賞」を受賞した。1990年以降、デトモルト音楽大学、ウィーン国立音楽大学、リューベック音楽大学で学び、音楽理論、ピアノ教育、ピアノ芸術の学位を取得。
アクセル・シュテアは、クラシック音楽の他に、若い頃からジャズに深い関心を抱き、ジャズの即興演奏と編曲のさらなる教育を求めて、1994 年に米国に渡り、カリフォルニア州立大学フラトン校に入学。1997年に香港演芸学院(The Hong Kong Academy for Performing Arts)で短期間音楽理論の講師を務めた。
2006 年にアクセル・シュテアはハンブルク音楽演劇大学で音楽療法の博士号を取得し、音楽療法に関するいくつかの科学エッセイを出版した。
またピアニストとして、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州音楽祭、米国カリフォルニア州テメキュラ音楽祭などで頻繁にコンサートを行っている。米国ゲーテ・インスティトゥートにて、レクチャー・コンサートでアルノルト・シェーンベルクのピアノ曲全曲とベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を演奏した。さらに、教会オルガン奏者としての経歴と、クラシック音楽における幅広い即興スキルを備えたアクセル・シュテアは、フランツ・リストスタイルのオペラパラフレーズなど、自身の即興演奏をコンサートで披露している。
一方で、ジャズの即興演奏にも力を入れており、ピアノ演奏・編曲・アンサンブルの指揮などを行っている。ジャズの分野では、ニルス・ラングレン、インゴルフ・ブルクハルト、ビル・エヴァンス、ダン・バーグランド、マッズ・ヴィンディング、シェリー・ウィリアムズ、マルクス・バーガー、谷口英治などのトップジャズミュージシャンとの共演や編曲を手がけ、ドイツの有名なジャズ・バルティカ・フェスティバルに出演。2005年より日本の法政大学の客員講師を務め、同大学のジャズアンサンブルであるニューオレンジスイングオーケストラをドイツに招致し、共演を実現している。
1998 年からバルト海ギムナジウム・ティメンドルファーシュトランド(OGT:Ostsee-Gymnasium Timmendorfer Strand)の音楽教師となり、1999 年にはドイツの若手ジャズ・ミュージシャンの才能発掘基盤の 1 つとして発展した OGTビッグバンドを設立。アクセル・シュテアは、OGTビッグバンドと共にスウェーデン、日本、アメリカへのコンサートツアーを実現した。リューベック音楽大学では、クラシック・ジャズピアノの即興演奏を教えている。2024年にはその功績が讃えられシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州文化フォーラムよりジャズ推進賞(Der JazzFördererPreis des Kulturforum Schleswig-Holstein)を受賞した。
アーティスト詳細
性別 | 男性 |
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出身地 | ドイツ |
職業 | ピアニスト・音楽家・音楽教育者 |
担当パート | ピアノ |
公式ウェブサイト | https://axelster.com/ |