「心の中で喧嘩したことあります？」

 

 

ある場面での朱木さんの指示が印象的でした。
「一対一で言い合っているんじゃなくて一人の中で二つの気持ちがぶつかっている感じ。もっと二人が一緒って感じが欲しい。二人ならできると思う」
「人の心を開く時ってすごい熱量が必要じゃん？ATフィールドをこじ開けるようなすごい熱量が欲しい。綺麗に開けなくていい。もうそこを閉められないくらい壊して欲しい」

 

なんか行ってることはすごくわかるって思うんだけどそれを演技にするって大変なんだろうなって思いながら観ていると面白いことに今までよりも少し落ち着いた感じなのに伝わってくるものが深くなってまとまりができてきました。
そうしてなんだか、私が感じる演劇臭さがなくなってくるんです。
より内面を重視することでリアルに人の心に落ちてくる演技ができてくるのでしょうか。
素人の私にはそれがなんなのかわかりませんがとても面白く感じました。

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