ー  そしてプロの道へ?

伝太 そうですね。最初の頃はかなりマニアックな世界をやってましたね。歌なしの即興バンドで、ま〜売れなかったですね。でも音楽的には高められた時代ですね。それだけでは食えなかったけど。しばらくすると後輩たちがどんどんデビューして売れたりしていくのに自分だけアンダーグラウンドで。やっぱりそうなっていくと腐っていきますよね。くそーって。そんな頃、20代後半にメジャーアーティストのサポートにキーボードで乗らせてもらう機会があり、そこから荒井伝太名義でやりました。

ー  経歴にも書いてあるメジャーなお仕事はそれからなんですね。

伝太 そう、でも荒井伝太の表記も変えたりとか色々試行錯誤もしましたよ。それまでの「マルチキーボーディスト」って肩書きを「歌うブギウギピアニスト」に変えたんですよ。それから仕事が増えたんです。

肩書きって大事なんですね。多分それで何者かわかりやすくなったんじゃないですかね。30代はサポートで経歴を沢山作っていくって感じの時代でした。

 

ー  そこからまたソロ活動に?

伝太 やっぱりね、もともとやりたかったんですよね。欲張りなんですかね。サポートミュージシャン時代も続けながらやはり自分は「荒井伝太」で活動したいなって。なりたい自分は、声に出して気持ちを持っていれば叶うって思い活動しています。

ー  それ結構聞きますね。

伝太 最初は一回で○○万円のギャラをもらえるミュージシャンになる!って言ってたら実際になって。次は「事務所に入りたい」って言い始めて。

そしたら今のマネージャーさんに出会ったんです。マネージャーが付いて2年目に、2ndアルバム 「戯曲」を3月14日にリリース出来、現在の活動に至ります。

 

ー  こういうのもなんですが、紆余曲折を経てここまで来たって感じですね。それに個性的な伝太さんのキャラクターを周りの方が理解して導いてくれてきたところも大きいのではないでしょうか。

伝太 そうですね。家族や学校の先生をはじめ周りの方々には感謝ですね。ほんと好き勝手やって来ましたし、いろんな経験をしました。演奏だけでお金を稼げる喜びっていうのは30代だったし、これからはタレント性も大事になってくるでしょうね。

ー  これからの未来像は?

伝太 僕は普通に朝の情報番組のコメンテーターに出るようなタレントになりたいんです。ミュージシャンのタレント化が今の僕のテーマ。ミュージシャンとして音楽をしっかりとやりつつ、街の人が「あ、伝太がいる!」って見るだけで僕をわかってもらえて何かを与えられるような、いわゆる芸能人ですよね。そんなタレント性を持った人間になっていきたいです。

ー  伝太さんの番組出演、楽しみにしています!ありがとうございました!

伝太 はい!ありがとうございました!これからも応援よろしくお願い申し上げます。

 

 


ミュージシャンのタレント化というテーマを掲げた荒井伝太さん。それを憚らずに言えるほどの確固たる信念が垣間見えた気がします。これからどんな活動をされていくのか楽しみです!

 

荒井伝太さんのこれからの活動はこちら!みなさんもぜひ行ってみてブギウギにノってみてくださいね!

荒井伝太アーティストページ

 

*ライブ情報*

[日 程] 2018年5月3日(木・祝)

 
荒井伝太 誕生祭特別公演 「ザ・45回転」
[日 程] 2018年5月19日(土)
 
IJICHI’s Living Door
[日 程] 2018年5月25日(土)